
6月29日(日)、東久留米市・南部地域センターにて、「七夕の節句」にちなんだフラワーアレンジメント教室を開催しました。
織姫と彦星の伝説に思いを馳せながら、夜空や天の川をイメージさせる花々を自由に組み合わせて、それぞれの作品を仕上げていただきました。
アレンジメントの制作が終わったあとは、願いごとを短冊に書いて笹に飾る時間。
皆様、思い思いの願いごとが並び、作品とともにとても心温まる光景となりました。
お花に触れながら季節の行事を体験することで、日本の伝統や季節のうつろいを楽しむ機会になっていれば嬉しいです。
アレンジメント教室の概要
- 会場:東久留米市 南部地域センター
- 開催日時:6月29日(日)14:00〜16:00
- 参加費:1,000円
当日は、小学生の女の子たちが親子で参加してくれたのがとても印象的でした。
お花に触れながら楽しそうに作品を作る様子は、見ているこちらも心が和みました。
お母さんと一緒に「どんな風にしていこうか」と相談しながらアレンジメントを仕上げる姿に、七夕の温かい雰囲気がよく表れていました。
また、以前の教室にもご参加いただいた方が再び来てくださったことも、私たちにとって大きな喜びでした。
リピートしてくださることで、少しずつ地域に根ざした活動になってきていると実感しています。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。今回のアレンジメントが、それぞれの願いごととともに、心に残る七夕の思い出になっていたら嬉しいです。

使用した花材
今回の七夕アレンジメントでは、星空や七夕の物語を感じられるお花をセレクトしました。見た目の美しさだけでなく、それぞれに小さな意味やイメージを込めているのがポイントです。
- スターチス:星屑のような小さな花が、夜空の広がりを感じさせます。
- イタリアンルスカス:すっと伸びる姿が、空に向かう笹の葉のような印象に。
- イエローペグモ:黄色の花が、天に輝く星や灯火のようにアレンジを彩ります。
- カーネーション(2色):織姫と彦星をそれぞれに見立て、物語性のある仕上がりに。
七夕は、もともと技術や芸事の上達を願う日として、中国の「乞巧奠(きっこうでん)」という行事から始まりました。
奈良時代に日本へ伝わり、やがて「棚機(たなばた)」という日本古来の信仰と結びつき、今のような短冊に願いを書いて笹に飾る風習が生まれたといわれています。
織姫と彦星が、年に一度だけ天の川を渡って会える日――という伝説にちなみ、願いごとを空に届ける行事として、今も多くの人に親しまれています。

今後の開催
次回は、8月下旬ごろに「重陽の節句」をテーマにしたアレンジメント教室を予定しています。
秋の訪れを感じるお花を使って、また皆さんと楽しい時間を過ごせればと思います。
詳細が決まり次第、公式LINEやInstagramでお知らせしますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
